作品概要
本作品『翔』は、漢字「翔」を題材にした筆文字とイラストの融合作品です。
「翔」という漢字は、「羊」と「羽」から成り立っています。空中をとぶ、高くとぶ、という意味です。
本作では、筆文字で力強さを、イラストでは羽を使って軽やかにとぶを様子を描き融合させました。

※表示が遅くならないよう、サイズ調整しているため、画像が粗めです。
制作のポイント
漢字について
成り立ち
「羊」+「羽」の組み合わせの漢字です。
“空中をとぶ。空高くとぶ。”といった意味があります。
「羽」は鳥の両翼の象形です。羽のかたちを表しています。
さて、わかりにくいのが、「羊」の部分です。
「とぶ」の意味の字になぜ、「羊」という字が入っているのでしょう?
「揚(ヨウ)」という字があります。意味は”高くあがる”です。
そして、「羊」もまた「ヨウ」と読むことができます。(羊毛とかで)
この「ヨウ」が同じ音であることから、
「羊(ヨウ)」も同じ意味を持つようになりました。
なので、この場合の「羊」は動物のひつじではなく、”高くあがる”の意味で使われています。
※漢字の成り立ちの説明については諸説あります。
筆文字

高くとぶ力強さを表現したいと思い、とめ・転折の速度を落として重さが感じられるように。
反対に、ハネ・払いは羽ばたきをイメージしたので、勢いをつけた印象になるよう心がけました。
イラスト
『羊を象徴するあの角って、オスだよなぁ。でもかわいい女の子が描きたいなぁ』とそこそこ悩みました。最後は「かわいさ」を取りました。
背中をちょっと反らせたのは筆文字の「羊」の字と印象を重ねるためです。
背景
空をイメージした色です。
わかりにくくなってしまいましたが、後ろのヒラヒラは熨斗をイメージしています。
彼女自身は贈りものではありませんよ。縁起物として入れました。
「高く翔びたとうと決意した君に幸あれ」。そんなかんじ。
制作背景
私は長年書道に触れてきましたが、お手本の字を書くなかで「この漢字、私ならイメージは」とぼんやりと考えてきました。
今回の作品「翔」では、「爽やかな軽やかさ」と「信念の通った力強さ」を表現したいと思い、このようになりました。
筆文字とイラストを組み合わせることで、漢字から受け取れる「物語」を描くことを目指しています。
※諸説ある漢字の成り立ちを参考にしつつ、独自解釈(妄想)がふんだんに盛り込まれているので、学習には向きません。あしからず。
関連情報
ポートフォリオ【Xfolio】
https://xfolio.jp/portfolio/riku/works/3470808
