こんにちは！
今回は、私の作品のご紹介です。
この作品は、漢字一文字の書道とその漢字の意味に合わせたイラストを組み合わせたものとなっています。さっそくご覧ください。
よろしくお願いします！
作品名：結
今回は、漢字の「結」をテーマにしています。
漢字の成り立ちや意味などを参考にして書きました。
「結」の成り立ちについても触れながらご紹介していきたいと思います。
「結」：漢字の成り立ち
「結」という漢字は、「糸」と「吉」の組み合わせでできた漢字です。
吉の下の「口」は神様に祈りを捧げる祝詞を入れる箱を表わしています。その箱を「サイ」と呼ぶそうです。「口」と同じ形ですが、「結」では箱として表わしています。
吉の上の「士」は、斧の形を表しています。刃の部分です。祝詞が入った箱を斧で守る様子を表わしています。
この「吉」に糸をつけて、「むすぶ」ところから、「むすぶ、約束する、つなぐ、まとめる、固める」という意味となりました。
作品の特徴
イラスト部分
イラストの部分では、漢字の成り立ちから着想を得て、斧と箱を描きました。
斧は、入峰斧（にゅうぶのおの）を参考にしています。山伏が山林に入るときに使用したもので、後に儀式の用具としても使われたようです。
詳しい入峰斧（にゅうぶのおの）の説明については、コチラをご覧ください。
ここで、「山伏」がキーワードのひとつになったので、人物も山伏に寄せた衣装にしました。
箱は漢字の成り立ちでは、「神様に捧げる祝詞が入っていた」ことから、「大切なものを入れる箱」にしたかったので、黒塗りの高級感がある（ように見えるかなぁ）ものにしました。
文字部分
文字の部分では、きっちりした楷書ではなく少しくずしています。
イラストで人物の表情の柔らかさと糸（紐）等に浮遊感を持たせたので、字も硬い印象になるのを避けました。
字の意味では「固める、むすぶ」という強い印象もありますが、今回は「つなぐ、まとめる」のような柔らかい印象を受ける意味の方を選んでいます。
ひとことコメント
実はこの作品、一度上げたものを取り消し、修正して上げ直した一枚です。以前よりも可愛くなっているはず・・・と思い、今回記事にしてまとめました。
少しでも関心を持っていただけたら嬉しく思います。
おわりに
今回の作品紹介はいかがでしたか？
ぜひ、あなたのお気に入りの漢字があればシェアしてください。どんな作品やテーマに興味がありますか？SNS等でもコメントやご意見をお待ちしています！
今後も、新しいテーマや技法に挑戦しながら、さらなる魅力的な作品をお届けできるよう精進して参ります。
それでは、ここまで読んで頂きありがとうございます。
貴重な時間を割いていただき、心から感謝しています。
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