秋のお彼岸の頃、田んぼや川沿いを真っ赤に染め上げる彼岸花。
妖しいほどに鮮やかなその姿は、人を惹きつけながらも、どこか儚げで不思議な存在感を放ちます。
今回は、その彼岸花をモチーフに制作したイラスト作品をご紹介します。
着物の女の子を中心に、花の持つ「妖しさ」と「人を守る力」をイメージして描きました。
作品紹介

※表示が遅くならないよう、サイズ調整しているため、画像が粗めです。
作品タイトル:「彼岸花」
制作: 陸羽
彼岸花のシルエットを背景に着物の少女を描きました。
暗さの中に少しあたたかさを感じられるよう、表情や色の演出にこだわっています。
イラストはiPadとクリップスタジオペイントで制作し、「彼岸花」の字は毛筆で書きました。
制作のテーマとイメージ
彼岸花は「死人花」「幽霊花」と呼ばれることもありますが、本当は田畑やお墓を守るために植えられてきた花。
その二面性を、キャラクターの雰囲気や背景に込めています。
- 少しだけ不気味さが感じられる背景
- 儚げな女の子の表情
- 守りと祈りの象徴としての花
- 筆文字は背景に馴染みやすく読みやすい形に
イラスト全体に、秋の静けさと幻想的な空気を感じてもらえたら嬉しいです。
おわりに
彼岸花は、美しいのに「不吉」と言われがちな花。
でも、実は人々の暮らしや大切なものを守る役割を担ってきました。
今回の作品では、そんな彼岸花の二面性を、かわいい女の子の姿と重ねて表現しています。
みなさんが作品を見て、秋の季節や花に込められた物語を感じていただけたら幸いです。
関連情報
ポートフォリオ【Xfolio】
ウォーターマークなしで見ることができます。
https://xfolio.jp/portfolio/riku/works/4763004
